お知らせ
2026年09月15日 展示情報
沖縄美ら海水族館では、世界で初めてとなるコウハクカザリアカボウの生体展示を開始しましたので、お知らせいたします。

【コウハクカザリアカボウ】
学名:Decodon erythroleukos
2025年に新種として発表されたばかりの深海性のベラの仲間です。 カザリアカボウ属では約50年ぶりの新種で、日本で知られているカザリアカボウ属は本種を含めて 2種のみです。 学名の"erythroleukos"はギリシャ語で赤と白を意味し、尾ビレの鮮やかな紅白模様に由来しています。 近縁種と比べると、尾ビレの赤色部分が広いことも見分けるポイントとなります。
今回展示したコウハクカザリアカボウは、2026年7月に久米島沖の水深130mで採集されました。本種は世界でも3個体の標本とわずかな水中写真しか知られておらず、極めて珍しい種と言えます。今回の個体が世界で初めての飼育・展示になります。
2025年5月に伊江島沖水深200mで実施したROVの映像
2026年3月に石垣島沖水深150mで実施した水中ドローンの映像
過去に当館が実施したROV(小型無人潜水艇)調査や水中ドローン調査では、海底の岩礁域に生息する様子が観察されています。
水槽内でもその生息環境を再現しており、岩陰を利用する行動をご覧いただけます。ぜひこの機会にご覧ください。
当館では、今後も飼育展示および調査研究を通して、本種を含む多様な海洋生物の生態解明に継続して取り組んでまいります。
「深海の小さな生き物」コーナー
コウハクカザリアカボウ 1個体
※生物の状況により展示を終了することがあります。