お知らせ
2026年05月28日 展示情報
沖縄美ら海水族館では、2024年に世界初となる「アラビアハタゴイソギンチャク」の繁殖に成功し、この度、その個体の展示を開始しましたのでお知らせいたします。

奄美群島以南のサンゴ礁域に生息する。
クマノミ類が共生するイソギンチャクの中では最大になる種で、その直径は1mを超えることもある。体内に共生する褐虫藻と呼ばれる植物プランクトンが、クマノミ類の排泄物などを利用して光合成を行い作り出した栄養分により成長する。
イソギンチャク類は外見で雌雄を識別することが困難な生き物ですが、当館が独自に開発した手法により生体に負担をかけることなく雌雄の識別が可能となり、2024年に世界で初めて飼育下での繁殖に成功しました。
今回の繁殖は、2024年に論文発表した「ハタゴイソギンチャクの雌雄判別方法および飼育下繁殖」の技術を応用しています。
この度の展示では、水族館で繁殖したアラビアハタゴイソギンチャクを、同じく当館生まれのクマノミとともに展示しています。
サンゴ礁への旅 個水槽「サンゴ礁の小さな生き物」
アラビアハタゴイソギンチャク 直径15cm(2024年生まれ)、クマノミ(2026年生まれ)
2026年5月28日(木)〜
※生物の状況により展示を終了する場合があります。あらかじめご了承ください。
本種を含め、クマノミ類が共生するイソギンチャクは観賞用として人気が高く、捕獲による個体数の減少が危惧されています。当館では引き続き、本種の繁殖生態解明に取り組むとともに、この繁殖技術を多種にも応用することで、クマノミ類が共生するイソギンチャクの保全に貢献してまいります。