【本当にあった怖い話】

みなさん、はいさい!
昨日は水族館にお泊まりし、生き物や飼育設備の見回りを行っていたのですが、その見回りの最中になんと!暗闇から巨大な目玉がコチラを見つめているではありませんか!!

思わず「ひっ!!!」と大きな声を上げそうになってしまいましたが、こちらはお化け...なわけはなく、「ミミイカダマシ」という全長2cm程度の小型のイカの仲間でした。
昼間は砂の中に潜っていることが多いのですが、夜間はこうして姿を見せてくれます。
「もう、驚かさないでよね!」
と、少し怖い思いをした飼育員なのですが、「怖い話」で思い出した!!
 
深海コーナーに、それはそれは怖い生き物がいるんです。
その恐怖の深海生物とはこちら↓↓

白い体をした「タカツキカイメン」という海綿動物の一種です。
「え、全然怖くないじゃん」と思ったそこのアナタ!
侮るなかれ、タカツキカイメンは「ガラスカイメン」というグループの一種で、体が無数のガラス繊維や骨片(こっぺん)という小さな骨でできており、素手で触ってしまうとそのガラス繊維などが手にグサグサと突き刺さってしまうのです!


いやー、怖い…
この深海生物に不用意に触れてしまい、泣かされたことのある飼育員は多いはず・・・
下の写真は、タカツキカイメンに触れた後のゴム手袋です。
矢印の部分に小さな骨片がたくさん刺さっているのが分かるでしょうか?

この骨片、時には厚手のゴム手袋を貫通してしまうこともあるので、タカツキカイメンは、できれば触りたくない生き物の一つなのです。
みなさんも、タカツキカイメンに触れる際には、くれぐれもご用心くださいね。
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