【幻想的なナマコ、登場!】

みなさん、はいさい!
飼育員のNです。
 
今回は、沖縄美ら海水族館の「深海探検の部屋」で展示している「ユメナマコ」について紹介します!



展示中のユメナマコは、昨年11月21日にFullDepthとのドローン調査により沖縄近海の水深約800mで採集した個体です。展示開始から6か月目に突入しました!
調査の際に水温を測定しており、ユメナマコは採集した水深と同じ水温で飼育しています。
その水温はおよそ5℃で、現在展示している生き物の中では最も低い水温です。

ナマコの仲間ですが、一般的なナマコのような形はしておらず、ゼラチン質で丸い形をしています。また、海底を這うだけでなく、泳ぐこともできるんです!



体の前後のいぼあしが膜で繋がった「帆」と呼ばれるものがあり、帆を開いたり閉じたりすることで泳いでいます。
 
私も調査に同行し、水中ドローンの映像で初めてユメナマコの姿を見ました。鮮やかな赤い体をゆっくりと揺らしながら漂う姿は本当に美しく、思わず息をのんでしまいました。気が付くと時間を忘れてその映像に見入っていました。
 
展示中の個体は飼育を始めて約6ヶ月が経ち、水槽内でも帆を動かす姿が観察できています。ユメナマコは飼育例が少なく、生態には不明な点が多い種類です。少しでもその生態を明らかにするために、今後も試行錯誤しながら飼育を続けていきたいと思います。



今回紹介した生き物は、現在、こちらの水槽で展示しているので、ぜひ観察してみてください!
※生物に影響が出ないよう、照明を暗くしています。
 
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