【世界初展示!ホクロキンチャクフグが仲間入り!】

みなさん、はいさい。
ついにやりましたよー!
数年前にROV(小型の無人潜水艇)で発見して以来、密かに展示できないかとチャレンジを続けていた「ホクロキンチャクフグ」が深海コーナーに仲間入りしました!!


ホクロキンチャクフグは、キタマクラ属というフグの仲間で、全長6cmほどと小型の種類です。
和名の由来にもなった「黒いホクロ」のような模様が特徴的ですねぇ。
本種は、日本ではこれまで小笠原諸島から採集の記録があるだけの希少種で、生きた姿が見られるのは、ここ「沖縄美ら海水族館だけ!」となります!!
それもそのはず、当館のROV調査でも、200-320mと比較的深い水深でしか見ることのできないフグの仲間なのです!


上の写真は、ホクロキンチャクフグを発見した時の映像なのですが、画面左上に映っている透明なパイプを使い、周囲の海水ごと優しく吸引して採集しました。
その後、水族館に搬入し、水圧をかけることのできる「加圧水槽」で減圧治療を施し、ようやく展示デビューを果たすことができました!


今では餌を与えると勢いよく反応し・・・


おちょぼ口ながらも大きな口を開け、元気に餌にかじりつく姿が見られるようになりましたよ。
(余談ですが入社当初、沖縄出身の上司が、餌を「エサ」ではなく「いぇさ」と発音するのを聞いて、沖縄に来たんだなぁと実感したことを思い出しました)
 
そんなホクロキンチャクフグを(どんなだよ、という突っ込みは無視して)眺めていると、体の上下がぴょっこり飛び出す瞬間があることに気が付きました。

観察を続けたところ、どうやら驚いた時や、少し興奮した時などにこの「ぴょっこり現象」が起きやすいようなのですが、この現象にどんな意味があるのかはまだ解明できていません。


外敵を威嚇したり、体を大きく見せるためなのでしょうか??
でも、普通のフグみたいに、周りの海水を飲み込み、体を大きく膨らませる姿は観察できているので、そうでもなさそうなんですよねぇ・・・
と、このように、まだまだ生態の多くが謎に包まれたホクロキンチャクフグですが、水族館での飼育を通して、こうした「謎」を解き明かしていきたいと思います!
皆さん、世界初展示のホクロキンチャクフグ、ぜひ見に来てくださいね♪
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