【新人トレーナー新種目奮闘記】

みなさん、はいさーい!!
入社1年目、新人イルカトレーナーの西上です。
私はいま、初めての種目トレーニングに奮闘中です。その様子をお伝えします。
 
私が担当している種目は、箱型の道具を胸鰭で挟んで運ぶ、「BOX運び」という種目です。
イルカショーでもオキゴンドウ「ゴンちゃん」が、五本の指の骨が入っている胸鰭を器用に使って披露してくれます。
この胸鰭は、遊泳の際にも方向転換やブレーキをかける時にも用いられています。また、水面から顔を上げてトレーナーの位置を確認する動作!これは野生下でも周辺の様子を確認する際の動作として知られていて「スパイホッピング」と言われています。

今回、一緒にトレーニングをするのは、オキゴンドウ「カリー」。
推定8歳で体長310㎝。オキゴンドウは最大で6mにも達する為、まだまだ成長途中です。
訓練も始めて3年程しか経っていません。すでに私より先輩ですが・・・。
 
道具を使ったトレーニングは、見慣れない道具に対して慣らすこと(警戒心を取り除く)から始めます。また、慣れてくると道具を沈めたり、咥えたり、様々な動きを行うようになります。トレーニングはそんな動物たちの動きを活用することもあるんです。
野生下でも、海藻や魚を咥えて遊ぶような動作が確認されています。

とは言え、遊びに夢中になって道具をもったまま、戻ってきません・・・(涙)
もどってきておくれ「カリー」。トレーニングしよーぜ~
先輩たちに早く追いつけるように、「西上」と「カリー」、共に頑張ります!
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