【可愛い?不気味?ユウレイボヤ】

みなさん、はいさい!
本日は深海エリア「深海の小さな生き物」水槽で新たに仲間入りしたユウレイボヤ科の一種について紹介します!
この生き物はホヤの仲間でとても原始的な体のつくりをしています。
しかしそれは、生きる上でとても理にかなっていて、まさにシンプルイズベストという印象をうけました!

体のつくりを見てみると上部は樽型で穴が2つ空いており、入水管から海水を取り込み、エサをこし取った後きれいになった海水を出水管から排水しています。


この生き物はホヤの仲間なのですが、ホヤと聞くと岩や海底のヤギにくっついているイメージがあります。
しかしこのユウレイボヤ科の一種は砂の上に立っていますね。
触ってみると、何だかツルツルぽわぽわしていて、とても軽いです。
おしりの方に付いている根っこのようなものが地面をつかんでいるため流されることなく立っていられます。
もしも深海の暗闇の中を泳いでいて、目の前にこの生き物がぼんやり現れる場面を想像すると少し不気味に思いませんか?
だから「ユウレイボヤ」という名前が付いたのかもしれませんね。
とは言っても、水槽で大小さまざまなユウレイボヤが水流にゆーらゆら揺られている姿は何だか可愛らしく、癒されます。
癒されたり、不気味に思ったり、見る人によって様々な感じ取り方ができる水槽になっています。
あなたはこの生き物を見て何を思うでしょうか?
水族館に遊びに来た際は深海コーナーのユウレイボヤ科の一種をゆっくりと観察してみてください!
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