【渚にて】

みなさん、はいさい!
沖縄はすっかり春めいて、半袖で過ごす日が増えてきました。
海に出かける機会が増える季節に先立ち、今年も水族館近くの海岸清掃をおこないました。
シーズンになるとウミガメが産卵に来るこの海岸は、映画のロケにも使われるほど景観の良い砂浜です。


今回は目立つ大きな漂着ごみは少なかったのですが、小さな枯れ枝などに紛れて多くのプラスチックごみが見つかり、2時間足らずの作業で多くのプラスチックごみが回収できました。

プラスチックは本来、自然界に無いものです。
人間の活動にともない作り出され、ごみとして海に流れて漂流中に劣化したプラスチックは、どんどん崩れて小さくなって、やがてはマイクロプラスチックと呼ばれる微小なかけらとして海中を漂い続けます。

近年増え続けるマイクロプラスチックは、生態系に影響をあたえることも懸念されています。
プラスチックごみなどの海洋ごみが大きな問題として取り上げられる昨今ですが、沖縄美ら海水族館1階出口改札を出た展示スペースでは、「ごみはどこから来るのか?」「海洋ごみが与える生き物たちへの影響」などのパネルや実際に海岸で拾ったごみの展示を行っています。
ご来館の際はそちらも是非ご覧ください。


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