【吸盤がないだと?!】

みなさん、はいさい!
今回紹介するのは、「深海の小さな生き物」コーナーで8月から展示をスタートした「モミジガイ科の一種」です!



モミジガイ科の一種はヒトデの仲間ですが、今回展示している個体のサイズは、なんと約30cmもあります!
そして裏側は、



管足がわっさり…なんです!!
実は、こちらの管足には吸盤がついていません!
一般的なヒトデの仲間とモミジガイ科の一種の管足を比べてみるとこんな感じです↓



モミジガイ科の仲間は、管足をオールのように動かし、砂上を素早く移動することができます。

また、管足を使って写真のように砂に潜ることで、捕まえた餌をゆっくり食べたり、水流に流されないようにすることができるのですよ!!
モミジガイ科の一種が潜ると、砂が星形に盛り上がるのにも注目です☆


ここまで紹介してきた「モミジガイ科の一種」を、ぜひ観察してみてくださいね!・・・とまとめてしまいたいところですが、実はこの水槽には、もう1匹紹介したい生き物がいます!

それがこちらの「トガリマルガザミ」というカニの仲間です!
採集当時からモミジガイ科の一種にくっついて共生しており、水族館で飼育を始めてからもずっとくっついて生活しています♪
水槽内では、潜るモミジガイの裏側にいることが多いです。

よ~く見てみると、モミジガイ科の一種の腕の隙間から、トガリマルガザミがひょっこり顔を出していることがあるので、目を凝らして見ていただけると嬉しいです!
 
砂に潜って生活するモミジガイ科の一種と、共生するトガリマルガザミの様子をぜひ観察してみてくださいね!
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