【~瞬きの先に~孵化の瞬間が…】

みなさん!はいさい!
あっという間に9月になりましたね。
学生の頃は宿題を最後に溜めるタイプだったので、8月の後半は大変だった記憶があります…
さて、今回紹介する生き物は「トウカイスズメダイ」です!!

トウカイスズメダイは沖縄の海、水深約150~200m付近に生息しています。
見た目では雌雄の判別が難しいためなかなか産卵行動を確認できません。そんなトウカイスズメダイですが、当館では2年前に初めて産卵を確認しており、今年も無事に産卵が確認できました!!

産卵行動の流れとしてはオスによる産卵床のクリーニング作業から始まり、メスが産卵床を気に入れば産卵行動がはじまります!!
メスが産卵床に卵を産み付けると、それを追いかけるようにオスが受精させていきます。
トウカイスズメダイなどのスズメダイ科魚類は、オスが卵を孵化まで世話します。スズメダイ科魚類のオスは子育て上手なんですね!!


産卵後、少しずつ卵のなかで成長し、約5日で孵化します!!
孵化の瞬間を見たい私は、孵化2日前から水槽前で見張っていましたが…
孵化の瞬間は…
まさかの…
瞬きをした瞬間…
生まれていました…
しかも一斉に産まれちゃうんですね…
瞬きした先には、たくさんの元気な稚魚たちが水槽を泳いでいました!!
元気に成長してくれることを願いながら育成水槽に移動しました。
ここ最近の私の嬉しかったことを書かせていただきました!!
元気に成長してくれるといいな~
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