【ハゼ界のアイドル“ナカモトイロワケハゼ”の繁殖に成功!!!その2】

  • 2021年11月12日
みなさん、はいさい!
その1に続いて、今回は水族館での繁殖の様子についてご紹介します。
ペアで水族館にやって来たナカモトイロワケハゼは、数週間後には産卵が確認できました。海底で貝殻などにペアで暮らしている本種ですが、メスはこの貝殻などの内側に卵を産み付けます。水族館では約700~1400個ほど産み付けていました。産み付けられた卵は孵化するまでオスが世話をします。そして卵は5~9日程で孵化し、孵化した稚魚の大きさは2.5㎜ほどでした。


この小さな稚魚にとても小さな餌を与えて、約2か月で成魚と同じ様な体色になり、水槽の底で暮らすようになりました。


2ヶ月を超えて飼育できたのは、たくさんの稚魚の中からたった1匹なのですが、何度も
挑戦してやっと成功しました。


現在7ヶ月経ち、全長も2.0㎝ほどと生まれた頃の約8倍になりました。もう繁殖もできそうな大きさです。
現在、「サンゴ礁の小さな生き物」コーナーにて大人のペアと同じ水槽で展示をしています。かわいらしいのはもちろんですが、大きさなどもぜひ比べてみてください。観察しやすいように人工の透明な貝殻と一緒に展示をしています。貝殻の中に隠れている時は、少し待ってみてくださいね。ゆっくり出てくると思います。
 
*生物の状況により展示を終了することがあります。予めご了承ください。

11月9日投稿美ら海だより【ハゼ界のアイドル“ナカモトイロワケハゼ”の繁殖に成功!!その1】については、コチラをクリック↓
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