【お掃除上手】

みなさん、はいさい!深海生物担当の飼育員Hです。
朝晩は冷え込みますが、日中はぽかぽか陽気で過ごしやすい日が増えてきましたね。
とは言え、寒い日は北風がビュービューと強く吹く沖縄ですが、風の強い日が続いた後の海岸は、やはり漂着ゴミが多い!

というわけで、後輩の飼育員2人を引き連れて、サクサクっと9袋分のゴミを回収してきました!


1時間ほどの作業で、すっきり爽やかな海岸になりました♪
 
さてさて、ゴミ拾いの話はさておき、本日は掃除上手な深海生物「マルゴシミノエビ」をご紹介しますよ。

このマルゴシミノエビ、危険を感じると発光液を出すことで有名なんですが、実はとっても掃除上手なエビでもあるんですよ。
エビの仲間は脚(あし)が10本あるんですが、マルゴシミノエビは10本のうちの2本が掃除をするための特殊な形をしています。

掃除用の脚は、他の脚よりも関節の数が多く(7から20倍)、グネグネと自由自在に曲げることができます。
また、先端ははさみ状になっているので、体についたゴミをつまんで掃除したり、メスであれば卵のお世話をするために使ったりもするんですよ。

ジッとしていることが多く、動きがほとんどないマルゴシミノエビですが、よーく見てみると掃除用の脚を一生懸命動かして、掃除をしている姿も観察できるかもしれませんよ。
マルゴシミノエビは「深海の小さな生き物」コーナーで展示中です。
小さな動きもお見逃しなく!
  • 海洋博公園・沖縄美ら海水族館公式Facebook
  • 沖縄美ら海水族館