【ナガサキトラザメ成長日記②】

みなさん!はいさい!
2月になり今年度も残り少なくなってきました…1年が早く感じますね…
さて、今回は1月に元気に生まれてくれた深海ザメを紹介します!!
それがこちら!「ナガサキトラザメ」です。

昨年2022年12月12日に母ザメが産卵し、2023年1月22日に孵化しました。
 
ナガサキトラザメは、沖縄では水深約200m付近に生息しています。
卵には、短い巻き糸と付着糸(ふちゃくし)がついており、それを使ってサンゴなどに卵を固定します。

卵生の中でも比較的珍しく、お母さんのお腹の中で、卵の中の赤ちゃんがある程度成長してから産卵されます。そのため、産卵から孵化までがあっという間!今回は約1か月での孵化となりました。
ナガサキトラザメはなかなか面白い生き物だなと感じました。そして、サメもまだまだ知らないことがあるんだなーと改めて痛感…。
 
卵の中では、赤ちゃんのエラが動いている様子や、日に日に卵黄が小さくなっていく様子、体の模様なども観察でき、元気に成長していく様子が確認できました。そして産卵から約1か月後、無事に赤ちゃんが孵化しました!!
産まれた時の大きさは約11㎝。生まれてすぐに、砂の中に潜って頭だけ出していました!!

今は、オキアミ等を食べてすくすくと成長しています。
卵から生まれる瞬間もなんとか動画で撮影できました!!
私は、割と産卵や孵化の瞬間の撮影がうまくいかないことが多いので良かったです…一安心…
生まれたナガサキトラザメの赤ちゃんは「深海の小さな生き物」コーナーで展示しています!
 
当館では、十数年ぶりのナガサキトラザメの赤ちゃんです。
砂に隠れて頭だけ出している可愛い姿など、ぜひ観察してみてくださいね!!
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