【食いしん坊な??深海魚たち】

みなさん、はいさい!
今回は2種類の深海魚をご紹介します。
まずはリュウキュウソコホウボウです。

「琉球」と名前が付くこの魚、沖縄では水深350m付近の泥地に生息します。ROV(無人潜水艇)を使って採集に成功しましたが、展示までには多くの苦労がありました。どんなエサを食べているのかほとんど情報がなく、いろいろ試したもののかたくなに口を開かず。半ばダメもとでクモヒトデを水槽へ入れたところ、パクっと食べるのを目撃!!与えておいて言うのもなんですがまさかクモヒトデを食べるとは思いませんでした・・・
クモヒトデはこんな感じの生き物です↓

はたしてクモヒトデって美味しいのでしょうか?
安定してエサを食べるまで2か月半もかかりました(汗)
 
続いて紹介するのは、ソコカナガシラです。

ソコカナガシラは水深420mから採集しました。
体色は鮮やかなオレンジ色をしていて、遊泳時に広げる胸ビレはピンクの縁取りに光沢のある青色、とてもきれいな魚です。
 
今ではどちらも食欲旺盛で底に落としたオキアミやサバの細切れなど、エサの取り合いを繰り広げます。そんなに焦らなくても…と思いながら観察しています(笑)
沖縄の深海には知られていない魚がたくさんいますのでさらに多くの種類を展示できるように頑張ります!
 
※生物の状態によって、展示交換をする場合があります。ご了承ください。
 
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