沖縄美ら海水族館では、希少種の保存や保全に寄与するため、飼育下での繁殖を推進し、海洋生物の繁殖生理および生態を研究する活動を行っています。
沖縄美ら海水族館で取り組んでいるウミガメの繁殖研究に関する活動が、令和5年度の日本動物園水族館協会(JAZA)「古賀賞」を受賞しました。
当財団としては1987年に受賞して以来36年ぶりとなります。
【受賞タイトル】
ウミガメ類の飼育下繁殖を通した生態および保全研究
【古賀賞とは】
希少動物の繁殖に特に功績のあった動物園や水族館に対して贈られ、繁殖が難しく世界的にも重要な種の繁殖に成功した場合に与えられる栄誉にみちた国内最高の賞。
JAZA設立に多大なる功績のあった、元上野動物園園長・古賀忠道博士の業績を記念して昭和61年に制定された。
【受賞内容】
IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストやCITES(ワシントン条約)の付属書Ⅰ類に掲載されているウミガメ類の繁殖に取り組み,アカウミガメ,アオウミガメ,タイマイおよびクロウミガメのF1世代(第一代)の繁殖,そのうちアカウミガメおよびタイマイに関してはF2世代(第二代)の累代繁殖に成功しました.この業績は,28年間にわたり各種飼育下研究の成果であり(英文誌13編,和文誌3編,計16編の科学雑誌に掲載),ウミガメ類の生息域外保全技術の向上に大きく貢献したことが「古賀賞」に値すると高く評価されました。令和5年5月24日に開かれたJAZA総会において表彰式とともに古賀賞表彰受賞講演が行われました。
このたび、沖縄美ら海水族館ではシマツノコシオリエビ、ヤスリヤドカリ、ナカモトイロワケハゼの初繁殖認定を受けました。
初繁殖認定は、(社)日本動物園水族館協会に加盟する園館で、飼育動物の日本初繁殖に成功した団体に与えられます。当館では、今後も飼育動物の繁殖を推進し、繁殖生態の解明や種の保護に繋げていきます。
沖縄美ら海水族館イルカラグーンにて、2022年4月1日(金)、元気なバンドウイルカの赤ちゃんが誕生しました。
沖縄美ら海水族館ウミガメ館においてタイマイ、アオウミガメ、アカウミガメの繁殖に成功しました。
沖縄美ら海水族館イルカラグーンにて、7月11日(日)6:57 元気なオキゴンドウの仔が誕生しました。
沖縄美ら海水族館マナティー館にて、6月16日(水)7:33 元気なオスのマナティーが誕生しました。
沖縄美ら海水族館では、2021年5月23日(日)、24日(月)13:55~14:25に日中のサンゴ(コエダミドリイシ)の産卵(放卵放精)に成功しました。沖縄で最もよく見られるサンゴであるミドリイシの仲間は、卵と精子の入った「バンドル」と呼ばれる直径約1mmのピンク色のカプセルを放出し、そのカプセルが海面ではじけることで受精が行われます。沖縄島近海では5~6月の大潮付近の夜に産卵が行われると言われており、その産卵時間は種によって異なります。殆どのミドリイシの仲間では、日没後の数時間で産卵を行うことが知られています。 今回、水槽の照明点灯時間を徐々に調整することで、昼と夜を逆転した環境を整え、日中での産卵に成功しました。
当館ではこの技術を活用することで、サンゴの産卵生態解明に寄与するとともに、多くの方にサンゴの産卵を開館時間中にご覧いただける機会を提供したいと考えています。
このたび、沖縄美ら海水族館と沖縄美ら島財団総合研究センターにて、独自に開発したサメの人工子宮装置を用い、深海性の発光するサメ「ヒレタカフジクジラ」胎仔の長期育成と人為的な出産に成功したのでお知らせいたします。
このたび、沖縄美ら海水族館ではオキゴンドウ、クロウミガメおよびグルクマの繁殖賞を受賞しました。
繁殖賞は、(社)日本動物園水族館協会に加盟する園館で、飼育動物の日本初繁殖に成功した団体に与えられます。 当館では、今後も飼育動物の繁殖を推進し、繁殖生態の解明や種の保護に繋げていきます。
5月31日(日)、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精(産卵)を確認しました!
沖縄美ら海水族館ではこの度、世界初となる「グルクマ」の繁殖に成功し、展示することとなりましたので、お知らせいたします。
沖縄美ら海水族館 ウミガメ館では、今年も繁殖シーズンを迎え、2017年に引き続き、タイマイ、アカウミガメ、クロウミガメ、アオウミガメの4種のウミガメの産卵、ふ化に成功しました。ウミガメの仔ガメを4種同時に見ることができるのは世界でも当館だけです。
2019年6月3日、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精(産卵)を確認しました!
沖縄美ら海水族館ではこの度、水族館で生まれた5歳のノコギリザメに加え、2歳のノコギリザメも新たに展示しますのでお知らせいたします。
ウミガメ館では、飼育下におけるタイマイの3世代目の繁殖に世界で初めて成功しました。
沖縄美ら海水族館ではこの度、ナヌカザメの赤ちゃんが誕生しました。
沖縄美ら海水族館『深海の小さな生き物』コーナーで、このたび、オオタルマワシの赤ちゃんが誕生しました。
2018年6月12日、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精(産卵)を確認しました。
沖縄美ら海水族館では5月24日、『サメ博士の部屋』水槽でヤジブカの赤ちゃんが誕生しました。
9匹の仔ザメたち(全長60 cm~70cm)は水族館のバックヤードにある水槽で元気に泳いでいます。
海洋博公園・ウミガメ館では、2017年8〜10月に、国内では稀種である「クロウミガメ」の繁殖に初めて成功しました!
海洋博公園イルカラグーンにて、5月23日(火)8:15にオキゴンドウの赤ちゃんが産まれました。
海洋博公園・ウミガメ館では、飼育下におけるアカウミガメの3世代目の繁殖に成功しました。
今回繁殖に成功したのはウミガメ館にて1995年に誕生したメスのアカウミガメで、5月から6月にかけて産卵した
卵より、22匹の赤ちゃんガメが誕生しました。
2017年6月8日、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精を確認しました。
海洋博公園・ウミガメ館にて、アカウミガメの3世代目の赤ちゃんが誕生しました。
3月23日(木)お昼頃~夕方にかけ、当館「危険ザメの海」水槽にて、27匹のイタチザメの赤ちゃんが生まれました。
大きさは平均約75cm程度。イタチザメは英名でTiger sharkと呼ばれ、生まれた赤ちゃん背中には、くっきりとした虎模様が
入っています。この模様は成長するにつれて薄くなっていきます。
2016年6月13日、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精を確認しました。
古賀賞は、希少動物の保護増殖に大きく貢献された日本動物園水族館協会元会長、古賀忠道博士の功績を記念するとともに、古賀博士からの寄付金を基金として1986年に制定された賞です。
表彰は、下記の分野においてすぐれた業績をあげて、動物園や水族館での繁殖技術の向上に特に功労があったものに対して、表彰されます。
沖縄美ら海水族館は第1回(昭和62年度)に「ネムリブカの水槽内2世代繁殖」で受賞しました。